ブラジルでは黄熱病予防接種の推奨エリアを持つ国です。サンパウロやリオ・デ・ジャネイロではほとんど心配がないと言われている黄熱病ですが、日本から渡航する観光客やビジネスマンの多くは日本で予防ワクチンを受けて渡航しています。
参照までに、こちらがWHOが推奨する黄熱病予防接種推奨地区です。
サンパウロ、リオ・デ・ジャネイロは推奨地区外です。アマゾンエリアは対象。
https://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html
日本で受けると12,300円、証明書発行手数料が1,000円もかかる予防接種(日本検疫衛生協会価格)ですが、サンパウロでは国籍、市民権関係なく無料で接種することができます。
サンパウロ市内の大きめの病院や保健所で受けることができ、予約無しで無料です。対象となる病院はこちらから確認できます。
http://www.cve.saude.sp.gov.br/htm/imuni/posto_fad1.htm
というわけで、まだ黄熱病予防接種を受けていなかった私は予防接種を受けに行ってみました。
病院は治安も良くわかりやすい場所にあるinstituto de infectologia Emilio Ribasに行ってきました。
病院入り口に受付が設置されており、”febra amarela vachina”を受けたいと意思表示。(私は携帯を見せました。)すると、親切な係の方がすぐに「vachina」エリアに案内してくれました。
事前にパスポート情報などの登録が必要だそうで、待合室に設置されているPCで入力。ポルトガル語のみ。証明書に記載されるパスポートの内容があっていればよさそうなので、あとはわかる範囲で入力します。
不安な方は事前にこちらのサイトでも登録できます。
http://www.anvisa.gov.br/viajante/index.asp?Cadastro=Cadastro
ちなみに、病院のスタッフはほとんど英語が話せず、患者さんに通訳などを手伝ってもらってなんとか意思疎通できましたが、注射をする最後の最後まで、「これは黄熱病予防接種?」と確認するほど名前も呼ばれず、すべて顔パスで注射まで進んでしまいました。
注射後、すぐに証明書を作ってくれますので、サインをして終わり。
全てにかかった所要時間は30分程度でした。
一般的に黄熱病予防接種ワクチンは「イエローカード」と言われる国際証明書を発行されますが、空港で取得し当日発行は不可という高いハードルがあるのが難点でしたが、こちらの病院で発行されたものも「国際証明書」の記載があるので使えます。
注意点:黄熱病ワクチンは接種後10日より効果が出始めます。サンパウロからすぐに黄熱病予防接種推奨地へ行かれる方、もしくは証明が必要になる方は日本での接種が必要になります。
病院はこちら。
instituto de infectologia Emilio Ribas
メトロの2ライン、Esracao das Clinicase 徒歩5分
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