ローマには多くの遺跡が点在していますが、ナヴォーナ広場近くのパンテオンは突如、街中に現れる古代ローマの建築美が凝縮された神殿です。
こじんまりとした建物ですし、無料なので気軽に見学できます。
世界各地にパンテオンという名の建築物がありますが、ここローマが総本山です。
初代は焼失してしまい、現存するものは映画テルマエ・ロマエでルシウスにテルマエ造りを命じた五賢帝ハドリアヌスによって128年に作られたものです。
中央には円形の明り取りがあり、当時の建築技術の高さのみならず、訪れた人を神聖な雰囲気へと誘います。
また、内部にはルネサンス期に活躍した画家ラファエロの墓があります。彼もまたパンテオンに魅了され自身の希望でここに眠っています。
没年が1520年なので、当時すでに1400年ほど経過していたこの建物がいかに荘厳で多くの影響を与えていたのかを計り知ることができます。
ローマの休日や天使と悪魔など、映画の舞台になってますので、事前に予習をするとさらに楽しめると思います。
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