メキシコの食文化と切っても切ることができない食べ物がタコスです。

日本のご飯と同じように、地域や風土に合わせて様々な食べ方が生まれ、マヤの時代から発展してきました。
そんな数あるタコスのメニューの中でも、昔の人の英知が生み出した食べ物がチラキレスです。

タコスの皮は、トウモロコシから作りますが、当然時間が経つと堅くなってしまいますし、悪くなっていきます。
そこで昔の人が考え出した手法がタコスの皮を乾燥させ、長期保存を可能にする食べ方です。
このあたりは日本のお餅や煎餅と非常に似ているところです。

そして、硬くなったタコスを食べる方法としてサルサソースなどと一緒に煮込んで、柔らかくして食べるという方法を導き出しました。

それがチラキレスです。

そのため、チラキレスの味は地域やお店によって大きくばらつきがあります。
緑のサルサを使う地域、赤いサルサを使う地域など、地域色の強い料理でもあるので、いろいろなチラキレスをメキシコ文化を感じながら食べてほしいものです。


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