カナダが1年で最も盛り上がる時期、それがクリスマスシーズンです。日本ではクリスマスといえばカップル向けのイベントというイメージですが、北米ではクリスマスは1年で最も大事な日と考えている人も多く、家族や親戚で集まって夕食を一緒に食べたり教会に行ったりと日本でいうお正月のような感覚のようです。
その為クリスマスイブの日はトロントではレストランやスーパーなどほとんどのお店が閉まり、学校やオフィスでの仕事も休みになります。
そしてクリスマスといえば、クリスマスツリーです!早い家ではハロウィンが終わった後から庭や玄関がクリスマスリースやライトなどでデコレーションされ、夜でもいつもより明るくなります。
12月に入るとスーパーやホームセンターなどでモミの木も売り出され、日本ではなかなか見ない本物のモミの木を使ったクリスマスツリーを飾る家も多いです。
こちらではクリスマスとお正月を合わせて「Holiday Season(ホリデーシーズン)」とも呼ばれています。その為大体の家ではクリスマスツリーはすぐにしまわず、お正月まで出しておくのです。日本ではなかなか考えられない習慣ですね。
そしてお正月も終わった1月中旬にはこんな光景を目にします。
むき出しのモミの木が外に!
これはトロントで行われている「Christmas tree collection (クリスマスツリーコレクション)」というもので、使い終わったモミの木を専門の業者が引き取りに来るのだそうです。
1月に2週間に1度のペースであり、その日になるとあちらこちらの家の前には使い終わったモミの木が…。これらは資材などとして再利用されるので、リボンやオーナメントを全て取った状態で出すようにと言われています。
しかし、夜になると街灯でうっすら照らされたモミの木たちに驚かされることもしばしば…笑 最初はびっくりしましたが、毎年生木を買って使う位に意味のあるイベントなんだなぁと思うと少しほっこりしますね。
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