中国の「春節」に花火が上がるのは有名なことですね。新年のカウントダウンをするかのように、大みそかにあたる「過年」(ゴーニェン)の夜10時ころから、少しずつ花火が上がり始めます。
ここで注目していただきたいのは、花火をあげている人は、すべて素人。日本では考えられないことですが、個人で大きな束になった花火を購入し、道路の真ん中や自分の好む場所で花火をあげたり、爆竹を爆発させることができるのです。
新年に近づくにつれ、花火や爆竹の量は増え始めます。2015年から市の中心での花火あげは禁止されているのですが、そんな中にあっても何件かは花火をあげます。
また、今でも田舎に行くと、360度見渡す限り「ドカーン!ドカーン!!」と花火が上がる景色を見ることができます。
新年になった瞬間、一斉に花火が上がります。あまりの大きな音に、花火を見ている人の声がかき消されるほど…。道路の真ん中には、大きな花火セットを持ち込んで火をつけている人、火のついた花火から駆け足で避難する人でいっぱいです。
また、マンションの真横で「ドカーン!ドカーン!!」と連発で花火をあげ、同時に道の真ん中では花火や爆竹が「バリバリバリバリ!!」と音をあげます。まるで戦地にいるかのようです。
この花火、爆竹は魔よけの迷信があるようで、多くの中国人が好んで行う行事。大都市では見ることができないので、ぜひ見たい方は、少し田舎の旅行計画を立てるといいですよ。
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