ケベックシティのすぐ目の前を流れる大きな川、セントローレンス川。
この川、アメリカ大陸の五大湖の一つオンタリオ湖から流れ出て、大西洋に注ぎ込む全長3000キロ以上の大きな川です。
川幅も広いところになると対岸が全く見えないほどですが、もともとケベックという地名は、先住民族の言葉で「川幅が狭まるところ」という意味だったそうで、その名の通り、ケベックの目の前で、川幅がとても狭くなっていて、川幅1キロほどです。

冬になると、昔は凍った川の上を歩いたり馬車を使ったりして渡ったそうですが、今では船も運航しているので川も完全に凍ることもなく、危ないので歩いて渡ることは禁止されているそうです。

ところでこの川の対岸のレヴィという街まで、フェリーが運航しているのですが、このフェリーに冬に乗ると、川の表面が凍った様子を見ることができてちょっと面白いんです。
もちろん寒いので冬は誰もフェリーの甲板には出ていませんし、甲板も凍ってツルツルしていたり、何よりも川風で頬や耳がちぎれるように痛かったりと、なかなか大変な思いをしないと見ることができない景色なのですが^^;

でもこのフェリー、たまに川が凍ってしまって身動きが取れなくなってしまうことがあるそうです。
うちの夫も昔、川が凍ってフェリーが立ち往生してしまい、氷を砕く船に助けに来てもらうまで数時間川の真ん中で待たなければいけないことがあったそうですので、要注意です!


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