とっても広い中国大陸。あまりにも広い国土を持っている中国では、大陸の北と南では言葉も文化も、そして食べ物も違っています。

主に大陸の北では「マントー」と呼ばれる蒸しパンや麺が主食とされていて、大陸の南ではお米が主食とされています。また、中国四大料理と呼ばれる「山東料理」、「広東料理」、「四川料理」、「江蘇料理」はあまりにも有名で、日本でも専門店があるくらい。これら中華料理がお好きな方も多いのではないでしょうか?

私がいるのは四川省。辛い料理で有名ですが、辛いにも2種類あって、口全体がしびれるような辛さの「マー」と、身体全体が熱くなるような辛さの「ラー」があります。

日本にはない辛さなので、初めて食べる方はビックリするかも。また、辛いものが大好きな方であれば病みつきになる辛さなので、ぜひ機会を作って食べてもらいたいものです。

四川料理で有名な物はニンニクの芽と豚肉を炒めた「回鍋肉」、辛いひき肉餡を豆腐の上にかけた「マーボー豆腐」、またピーマンと肉をいためた「チンジャオロースー」などがありますが、地元の方にとってごちそうの「火鍋」も有名です。

沢山の野菜や牛肉、豚肉、羊肉などを鍋の中で煮込んで食べる料理が、これまた病みつきになります。真っ赤の辛いお鍋の中で煮える具材をつつきながら、大勢の友人や家族と食卓を囲んでいただく火鍋。味はとても辛く、一口食べると「辛!」という印象。口の中に残っている山椒がピリピリします。でも不思議なことに、更にもう一口、もう一口と食べたくなる味です。

手は「もう要らない」と動きたがらないのに、脳は「もう一口」と強制的に手を動かしている感じなので、とても不思議。そんな火鍋をワイワイ会話を楽しみながら火鍋を楽しむ姿は、どの家庭でも見られる風景です。どの国も、大勢の人が集まって食事を楽しむ姿は同じですね。

まだまだ四川省には美味しい料理があるので、機会があればご紹介したいと思います。


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