スペインでは世界の多くの国々と同様に、新型コロナウイルスの被害が毎日増加しています。高齢者や基礎疾患のある人たちだけでなく、基礎疾患のない20代、30代といった世代の人たちも被害者になっているというニュースを見ると本当に胸が痛み、同時に危機感を感じます。
行動制限が実施されてから2~3日たった頃、夜の10時に家の外から大きな拍手が聞こえてきました。声援も聞こえます。私も夫もなんだろうかと不思議に思っていると、友人から「医療従事者へのエールと感謝を送るための拍手が近所で湧き上がっていたよ」とメールが送られてきました。他の友人は、夜の10時にみんなで医療従事者に拍手を送ろう、というメッセージがWhatsAppを通じて回ってきたと教えてくれました。私たちとは別の街に住む友人からも同様のメールが。スペイン全土で行なわれていたようです。
次の日には、夜8時になると昨晩と同じように拍手が沸き起こりました。10時だと子どもが参加できないため、8時に変更されたそうです。各地域で時間は異なるかもしれませんが、スペイン全土のこのような活動がされています。
私の近所ではそれ以降、毎日夜8時になると多くの人がベランダや庭に出て拍手とエールを送っています。他の多くの国や地域でも同様のことが行なわれています。みんなで一致団結する姿に胸が熱くなります。
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