イタリアで米の栽培が本格的に始まったのは、16世紀頃といわれています。
現在もそうですが、リゾットというイタリア料理は主に北イタリアで好まれるメニュー。
実際、北イタリアのポー川流域の平野で、今も米の栽培が盛んです。

イタリアでは、リゾットのほかに夏の定番である米のサラダもよく食べられています。
日本で食べるような小粒の米は「オリジナーリオ」という種類になっていて、あまり消費は多くありません。
相対的に、イタリアで消費される米は粒が大きい特徴があります。




また、近年の健康ブームを反映して、黒や赤などの色がついた古代米も人気があります。
シンプルな白いお米は、イタリアではお腹の調子が悪いときに食べることを推奨されることもあります。
子どもがお腹をこわすと、白いリーゾを少しずつ食べさせてみて、といわれることも多いのです。
とくに、オリーブオイルかバター、パルミジャーノチーズを加えたお米の料理は「リーゾ・ビアンコ」と呼ばれて、老若男女に人気があります。

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