レバノンの北東、シリアの近くに“バールベック”と呼ばれる遺跡があります。
この遺跡がとんでもなく広くて、大きいんです。
ギリシャやローマの遺跡に負けない、またそれ以上ともいえる迫力がレバノンの秘境にあります。

 首都ベイルートから乗り合いバスで谷道を揺られること2時間前後、落ち着いた静かな街があらわれます。
その真ん中にあるのがバールベックの遺跡。
文明がはじまった頃の土器から、ギリシャ、ローマ時代の建物、その後イスラーム教の影響が及び建てられたモスクなど、様々な時代に建て替えが行われた神殿や広場を見ることができます。
それが一つの場所に集まっているというのが見もの。
一か所で時代の移り変わりを感じることができます。




 目玉はローマ時代のバッカス神殿。
外観がそのまま残っていて、獅子や女神のような装飾を近くで見ることができます。
遺跡へのアプローチが比較的自由なのがレバノン。
中に入って、よじ登って、触って。思う存分神殿を味わえるのも魅力です。

 遺跡以外にもバールベックの街はスイーツで有名。
バクラバなどの定番アラブスイーツが、首都よりも安く食べられちゃいます。
古代の遺跡を歩き回った後は、スイーツとアラブコーヒーで一休み。
レバノン国内でおすすめの観光地です。


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