インドといえばサリー。インド女性の民族衣裳です。これは、1枚の布を何重にも巻いて美しく着る伝統的な服です。日本の着物と同様、最近は若い人の「サリー離れ」が進んでしまい、サリーを着るのは結婚式や特別なイベントだけ、それも、着付けが難しいので美容室を予約する。という傾向にあります。
そのサリーの美しさをさらに強調するのがコレです。
「ラトカン」といいます。直訳すると「ぶら下がるもの」どこにぶら下がるの?
ここにです。
出典:http://www.latest-fashion9.com/2015/04/new-boutique-saree-blouse-design-2015.html
女性のサリーの下に着るブラウスの大きく開いた背中を紐で縛り、その先にこのラトカンをつけます。昨年の何かのイベントでの動画がありました。
セクシーですねぇ。背中はほぼ全開です。
インドでは、布地を買って、仕立て屋で仕立てるのが一般的なので、ラトカンも生地にあわせて選びます。
「どれが合うと思う?」と買ったばかりの生地をラトカン屋に持ち込み、お店の人のアドバイスを受けるのも日常の光景です。店員はほぼ100%男性。「この生地にはこのラトカンがいいですよ」とゴツいヒゲオヤジが意外に繊細な色合わせを紹介してくれたりします。
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