今年は成都に春が早く訪れました。3月初めには一気に気温が上がり、花々が一斉に開花。ちょうど東京では大雪、北海道では何年かぶりの猛吹雪というニュースを小耳にはさみながら、桜や梅、そして菜の花が咲き乱れている様子を眼にしていました。
中国の桜はとても有名で、多くの人に人気の花です。しかし、ちょっと小ぶりで真っ白。日本人にとっては「梅?」と近寄ってみてみるほどです。今年もたくさんの桜があちらこちらで咲いています。
中国には花見の習慣がなく、ただただ桜や梅の花を散歩がてら眺めるだけなので、ちょっともったいない気がします。
さて、成都の春は大忙しです。春、天気が良くなると気分はいいものですが、4月になるとダウンコートやウールのコートを脱いで、5月には半袖Tシャツ姿になります。つまり、春の時期がたった1カ月しかないのです。
長い長い冬がやっと終わったかと思うと、またたく間に夏が到来。桜の花は、春と秋の気分の良い時期に、衣替えと体調調節に時間を充てなければならないことを思い起こさせてくれます。
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