18世紀から19世紀にわたり、2つのクエーカー教徒の一族がダーリントンで勢力を持っていました。
1つは銀行で財を成したバックハウス家、そしてストックトン・ダーリントン鉄道の責任者でもあったピース家。
ピース家は、工場、石炭をも所有する、裕福な一族でした。
政治家も多数輩出する家系でもあり、地域への社会貢献でもよく知られています。
エドワード・ピース氏とその子、ジョセフ・ピース氏はストックトン・ダーリントン鉄道で特に著名です。
エドワード・ピースは「鉄道の父」として知られています。
ジョセフ・ピース氏は1853年にタウンホールを建て、街に寄付しました。
また、1864年には時計台も寄付しています。
1880年にお亡くなりになった時には、10,000ポンドを公共の図書館にと寄付しました。
荘厳な雰囲気を持つ図書館です。
街の中心部にはジョセフ・ピース氏の肖像があります。
街の人たちに大変愛され、また尊敬されている著名な方です。
ところでクエーカー教の方たちについてですが、18-19世紀にはダーリントンには信者がたくさんいたそうです。
あまり、この宗教については詳しくないのですが、生活については質素と勤勉に重きを置いているといった印象がありますね。
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