3月は、日本の卒業シーズン。
アメリカでも、日本語学校や日本語補習校に通う子供たちは、卒業式を迎えたり、通知表兼修了証書を持ち帰ってきます。
では、アメリカは?と言うと、ほとんどの学校が終わるのが、5月から6月にかけて。
当然、卒業式シーズンもその時期になります。
けれども、アメリカで大々的に卒業を祝うのは、高校卒業時と大学卒業時のみ。
大学に進学しなければ、一生の中での卒業イベントは、高校卒業時のみという人も。
アメリカの義務教育はKと呼ばれる幼稚園に始まり、12年生の高校最終学年までですが、幼稚園を終えて小学校へ進むときも、小学高を終えて中学に進むときも、卒園・卒業式はおろか、入学式すらないのです。
そこには、日本とは違う義務教育のシステムが微妙に関係しているかもしれません。アメリカには日本と違って、小・中・高校教育の明確な区分がないのです。幼稚園を終えて、ファーストグレードに進みますが、そこが、いわゆる小学1年生。
ただし、親や学校の判断によって、幼稚園の入学を1年遅らせたり、または、幼稚園を1年終えても、またもう一度幼稚園を繰り返したりと、みんなが6歳になったら小学校へ入学というわけではないのです。
その後、エレメンタリーと呼ばれる小学校へ進みますが、そこも、4年で終わったり、5年で終わったり、6年で終わったり、とにかくバラバラなのです。
ですので、義務教育が終わる12年生時の卒業式を大々的にお祝いするのです。
そのお祝いの仕方も、アメリカならではなのですが、そのお話は、また今度。


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