スペインのアンダルシア地方にある人口8000人にも満たないとっても小さな町、アラセナ(Aracena)。ここにはグルタ デ ラス マラビジャス(Gruta de las maravillas)と呼ばれるスペイン随一の鍾乳洞があります。

この鍾乳洞は全長が約2キロで、そのうちの1.2キロをガイドに案内されながら見て周る事ができます。鍾乳洞の中は外の世界からかけ離れた雰囲気で、あまりの造形美に一瞬人工物かと思ってしまいますが、これは何万年前、何百万年とかけて自然が作り出したものなのです。
この感動を写真と共にお伝えしたいのですが、中は写真撮影が禁止されていたので代わりにパンフレットの写真で少しだけ雰囲気をお伝えしたいと思います。

ここの鍾乳石は1ミリ伸びるのに100年かかると言われています。という事はこのサイズの鐘乳石になるまでにはとてつもない時間がかけられているのです。

鍾乳洞の中はいくつかの部屋の様に分かれており、それぞれで少しずつ違った雰囲気があります。洞窟内にあるいくつかの湖はどれも底まではっきり見えるような透き通るエメラルドブルーでした。




歴史上初めてこの洞窟が記されたのは1850年にまで遡り、いなくなった家畜を追いかけていた犬がきっかけで発見されたと言われています。




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