スペインでは20~30代を中心に動画配信サービスNetflixで配信されるドラマシリーズを視聴するのが大人気。その中でも最近は10代の男女を主人公として描かれるドラマシリーズが話題となっています。今回は特に人気を集めたアメリカの作品を2つご紹介します。

ひとつは「Stranger Things」(邦題:「ストレンジャー・シングス未知の世界」)。2019年7月にシーズン3が終了しています。 

本作は1980年代のアメリカ・インディアナ州の架空の町を舞台としたアメリカ発のホラーSFドラマ。超自然現象と超能力を研究する政府の研究所付近で不思議な出来事が多発し、少年たちと超能力を持つ少女が邪悪な怪物と戦うストーリーです。

本作品と、登場するメインキャラクターを演じている俳優たちは数々の賞にノミネートされ、高い評価を得ています。

もうひとつは「13 Reasons Why」(邦題:「13の理由」)。2017年にNetflixで放送が始まり、2020年6月にシーズン4が配信開始されています。高校生のいじめ、自殺がテーマとなっており、放送開始早々、世界中で話題騒然となりました。

男子高校生のクレイが学校から帰宅すると、7本のカセットテープの入った箱が自宅の玄関に置かれているのに気が付きます。それらのカセットテープには2週間前に自殺した同級生であるハンナ・ベイカーが自殺を決断した13の理由が録音されていました。

アメリカの格差社会、こころの問題、性問題などがかなりダイレクトにストーリーに混ぜ込まれています。本作品の衝撃的な内容が、若者たちに悪い影響を与えるのではないかなどの批判もありましたが、シーズン1が配信された2017年にはNetflixで最も閲覧された作品のひとつとなりました。

見始めたら一気に見てしまう、という声が多い作品です。


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