世界のスーパーマーケットに行くと、その土地の文化を垣間見ることができておもしろいですよね。
スペインの比較的大きなスーパーの冷凍食品売り場に行くと、日本では見かけないものが売られています。それがケーキ。
種類もなかなか豊富で、チーズケーキ、チョコレートケーキ、生クリームのケーキ、ムース状のケーキなど。中には、砂糖を使用しないヨーグルトケーキなどが売られていることもあります。また、シュークリームやロールケーキも売っています。
ジャムのような果物の加工品が使われているケーキは見かけますが、生のフルーツが使用された冷凍ケーキは売っていません。そもそもスペインでは、フルーツを使用したケーキは普通のベーカリーでもほとんど見かけません。パン屋さんにときどきアップルパイやフルーツの乗ったタルトなどが売られていますが、ケーキ類には生のフルーツを使用することはあまりないようです。その代わり、たっぷりのクリームが使用されるのがスペインの定番ケーキ。
では、冷凍ケーキの味はどうかというと、冷蔵で売っているケーキと変わらずおいしくいただくことができます。冷凍にしても味や食感が変わらないように、材料や製造方法が工夫されているのでしょう。冷蔵のものと味に違いがないのであれば、長く保存できる冷凍の方が売り手にとっても便利ですね。
ホールケーキを購入する機会はなかなかないかもしれませんが、スペインのスーパーに行った際には、冷凍コーナーを覗いてみるものおもしろいかもしれないですね。
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