世界一美しい図書館と言われる図書館はいくつかありますが、そのひとつがチェコのプラハにあります。プラハ城の近くの、ストラホフ修道院図書館です。もともと12世紀にこの土地に修道院が創立され、今では民族文学博物館になっています。

この図書館には、「哲学の間」と「神学の間」と呼ばれる2つ部屋があります。




「哲学の間」は、18世紀に造られ、天井いっぱいに広がるフレスコ画「人類の精神史」が大迫力です。高い天井まで、専門的な本がぎっしりと並び、洗練された美しい部屋です。




「神学の間」は、17世紀に造られ、バロック様式の天井に見事なスタッコ細工が施されている神聖な部屋です。16世紀に造られたとされる地球儀や、豚の皮で造られたカバーの本など、見どころがたくさんあります。

この2つの部屋には、あらゆる国の言語で記された天文学、数学、神学、歴史などの本が28万冊以上保管されており、今でも専門家の方への貸出をしています。

ストラホフ修道院図書館は、17~18世紀に施された美しいフレスコ画、それ以前から長年に渡って集められた貴重な本が並ぶ、素晴らしくて美しい図書館です。


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