日本の会社では“交通費”の手当てが出るのと同様に、韓国では“食費”が支給されることが多いのです。
これこそが「モッコサルジャ(食べて生きよう)」精神の表れで、なによりも“食べること”が基本として考えられている韓国の特色かもしれません。
最近は、節約・健康志向の会社員も増えてきて、オフィスにお弁当を持参する人も増えてきましたが、韓国のお昼時には、会社員がグループになってひとつの食堂でランチを楽しむ様子を見ることができます。
どんなものを食べているのかというと・・・こちらの写真のようなものです。オフィス街にある食堂の多くではランチの定食を提供していて、人数に合わせてドドンとテーブルに“今日のメニュー”が並びます。たとえば6名のテーブルだとしたら、半分はサムギョプサル、半分はプルコギといった具合に、セッティングがされ、自由に分け合って食べるといったものです。もちろん、副菜(おかず)のおかわりは自由で、お腹いっぱい、しっかり食べる様子が伺えます。
お昼からこんなに豪華なものを食べているの?とビックリしますよね。このような定食の場合は大体6,000ウォンから8,000ウォン程度が一人当たりの相場ですし、会社から食費の補てんがされるので、そこまで負担になる価格でもないようです。
今日もしっかり食べてたくさん働く、韓国の人々の姿を眺めるのであります。
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