日本で街路樹というとあまり気にもならない平凡な木だったりしますが、スペインで街路樹といえばオレンジです。これが見事にスペインの建物や青い空とマッチして街をさらにカラフルにしています。

時期になると一つの木にぎっしりオレンジの実がなっていて、中には木の葉っぱよりオレンジの実の方が多いのではと思うような木もあります。こうした街路樹は観光地だけでなく住宅街にもあるのですが私が不思議に思ったのは誰も収穫しない事です。

時期が過ぎてしまい少し傷んできているのを見ると誰かその前にとって食べる人はいないのかな?とも思っていました。






そこで地元のおじさんにその事を聞いてみると、おじさんは「あのオレンジはまずいから誰も食べないんだよ。」と教えてくれました。他のおじさんは冗談なのか本気なのか「イギリスに輸出してイギリス人がママレードにしてるよ」とも教えてくれました。

そう教えられてもいや、日本人にとっては美味しいんじゃないかと思ったので採って食べてみました。分厚い皮をむくとジューシーな実がぎっしりなっていました。

で、味はというと…苦い&酸っぱかったです!おじさんの言う通りでした。これで誰もとらない理由が分かりました。

皆さんもスペインに来た際には美味しそうな街路樹のオレンジに目が行くと思いますが、スペインではオレンジはどこでも安く買えるのでお金を払って美味しいオレンジを食べてください!


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