ロンドンといえば、バッキンガム宮殿の前に微動だにせず立っている、黒いふわふわの帽子に赤い制服を着た警備隊が世界的にも有名ですよね。実は、警察官の制服も、こだわりがあって、とってもおしゃれなんです。

上の写真の中央が、一般的な警察官の服装です。なぜあんなに帽子を上に長く伸ばす必要があるのかわかりませんが、20cmほど上に突き出た可愛い形をしています。上着も可愛いのですが、目に付きやすいように蛍光の上着を上から着ているのが、少し残念です。

ちなみに、イギリスの警察官は、日本やアメリカと異なり銃を携帯していません。銃の盗難を防ぐことが目的のようです。実際、銃による犯罪はアメリカほど多くありません。現在、テロ・犯罪防止のために、街中をたくさんの警官が巡回していますが、観光客によく道を聞かれており、まるで観光案内所のスタッフのよう(下の写真参照)。みなさんとっても親切でフレンドリーです。






また、警官の巡回や監視カメラの成果か、ひったくりやスリといった犯罪は、他の国と比べると非常に少ないと思います。ただし、落としものは日本のようには戻ってこないと考えてください。

そして、ロンドンといえば、滞在中に一度は目にする騎馬隊です。街中を普通に馬でパトロールをしている風景になれるまで、しばらく時間がかかりました。






ロンドンではデモがよく起こるのですが、デモの鎮静にも馬が活躍するそうです。馬の方が、車よりも人だかりの狭い場所で機動力があることや、高い位置から状況を把握できること、何より、車は暴動で破壊されることがよくある一方で、馬はほとんど攻撃されることはないそうです。これは、欧米の徹底した動物愛護精神からきているのかもしれません。


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