毎週土曜日限定で街のそこここに現れる謎の置物?があります。
コレは、一体なんでしょうか?
先日、デリーの秋葉原、ネループレイスで見かけたので撮影。
じつはコレ、「可動式神社」です。インド人の約80パーセントが信仰している「ヒンドゥ教」は実に多彩な神様がいます。その神様の中の一人、「シャニ」は一風変わった神様です。太陽神スールヤが父で、日本で閻魔大王と呼ばれている冥界の王ヤマがお兄さんです。
シャニは人間の不幸と死を司る神様で、人々から嫌われる事で信仰を集めています。土星(シャニ)の日である土曜日(シャニワール)にこういった「可動式神社」があちこちに出現し、道行く人は「不幸が自分の処に来ない様に」という意味でお賽銭を上げます。
この可動式神社は土曜日になるとどこからともなく現れて、日曜日には姿を消します。必ずマリーゴールドの花輪がかけられていて、誰かが管理している事は間違いないのですが、未だに謎です。歩道の真ん中に置かれてる事もあるので、ぼんやり歩いて蹴っ飛ばしたりしない様に気をつけてくださいね。
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