ふらりとロンドンの街を歩いていると、時々大きなトラックが数台止まっていることがあります。
そして、道が閉鎖されていることもしばしば。そんな時は、大抵、映画やドラマの撮影を行っています。

例えば、昨年BBCで放送されたシャーロック・ホームズのリメイク版はイギリスで大人気でしたが、その撮影もロンドンの街中で行われました。
ホームズの家は、Baker Street(ベーカー・ストリート)であり、ベーカー・ストリート駅の近くに、シャーロック・ホームズ博物館がありますが、実際の撮影現場は、2kmほど離れたユーストン・スクエアの近くにあります。

撮影中は、現代風の電柱やポストやコミ箱などが全て取り除かれ、映画用の小道具に据え変えられます。

ユーストン・スクエアでの撮影は1週間ほどかけて行われていましたが、初日はまばらだった人だかりも、数日後にはネットで情報が拡散したためか、すごい人だかりになっていました。

下の写真では、人工の雪を降らせています。




役者さんたちは、みなさん気さくで、手をふってくれる人も。
一部の通行人や、車は、たまたまその撮影現場を通った車や人が映りこんでいます。
そのため、シャーロック・ホームズの映画では、時代がひと昔前の設定にもかかわらず、奥に写っている建物や車は現代のものが映りこんでいます。

コベントガーデンでも、1ヶ月以上かけて映画の撮影が行われていました。
大型のクレーン車が入り、上から映像を撮ったり、大型ライトを建物の外から当てて、中を明るく照らしたりと、大掛かりなセットが組まれていました。
日本では映画の撮影現場に出くわしたことがないのですが、世界に配信される映画の撮影が身近で行われているのは面白いですね!

写真は、まさに撮影中です。



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