イギリスの電車内で見かける光景が、A3サイズよりもひと回り小さいサイズの新聞を読みふける人たちです。さらに、椅子や床には、新聞が置かれており(落ちている)、次に座る人は、その新聞を手に取って読み始め、下車するときに椅子に新聞を置いていきます。これらの新聞のほとんどが、無料で配布されるプリーペーパーです。

イギリスの新聞は、「ブロードシート(有料)」、「タブロイド紙(有料)」、「フリーペーパー」の3つに大きく分類できます。まず、有料であるブロードシートですが、日本でもおなじみの「THE INDEPENDENT」や「THE TIMES」といった、硬い内容を扱う、中流階級が好んで読む新聞です。今は、ネットで無料である程度記事が読めるため、新聞を購入しなくても良いのですが、やはりおじ様方には人気です。






一方、タブロイド紙はその名の通り、芸能人や政界のスキャンダルをセンセーショナルに暴露する、刺激的な内容で、「THE SUN」や「DAILY MIRROR」といった新聞があります。真偽が定かではないニュースを掲載することもあり、著名人や有名人に訴訟をよく起こされる新聞なので、日本のスポーツ紙くらいの感覚で楽しむとよいかもしれません。

最も人気は、やはりフリーペーパーです。無料といっても、あなどるなかれ。政治経済からスポーツ、ファッションに至るまで、ほぼ全ての分野を網羅しており、市民の情報源となっています。






中でも、「Evening Standard」は、芸能から政治経済、スポーツに至るまで一紙で扱っているので、人気です。広告収入で作成されているので、広告が多いのが唯一の欠点です。


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