四川省の中にも、北京の「万里の長城」に似た場所があり、年間を通して多くの方が観光にやってきています。その場所の名前は「金龍長城」。
この場所までの道のりはかなり悪く、電車を利用する方は、途中の駅からタクシーでこの場所へ。またマイカーを利用する方は、山道を越えてここまでやってくることになります。
北京の「万里の長城」のミニチュア版だという話を聞いて、一度は体験しなくてはと思い、登ってみることにしました。
「金龍長城」の入り口からして激しい坂道となっていますが、みんな体力勝負のようにしてこの坂を登ります。少し歩くと、入場券を購入する場所があり、一人15元(日本円で大体280円ほど)を払い入場。いきなり山頂へと続く階段が始まります。昔の方が作ったとはいえ、石畳をつないだ階段。階段の幅もちがければ、階段の高さもまちまちです。
入口で一緒になった2人の女性も最初は余裕の笑顔でしたが、5分ほどすると彼女たちは後方に、そしてその後二度と会うことはありませんでした。
山頂に有名なお寺があるらしく、ひたすら登ります。
休み休み登ってはいるものの、ものすごい傾斜に何度諦めようと思ったことか。
3時間ほどひたすら階段を登り、やっと辿り着いたのは、山頂にあるお寺。中国は山頂にお寺があるケースが多いので、信徒の方は毎回、この道のりを歩くことになります。
ひたすら階段を登ったので、着いた時にはすでに足はガクガク状態。でも達成感があります。
お寺の入り口も立派なもので、装飾に凝った入口となっています。中に入ってみると、すでに到着した方々が参拝を始めていますが、ここであることを発見。お金を投げている場所の裏に、お金を取り出す入口が・・・。舞台裏を見たようで、ちょっと残念でした。
「金龍長城」までみな登り、同じルートを歩いて帰ります。所要時間、往復大体5時間ほど。そして参拝する方はその時間を含める必要があるので、この場所にチャレンジしてみたいと思う方は、大体半日の時間を想定するとよいでしょう。
注意点は、歩きやすい靴と服装。途中の階段で休みがとれるものの、そこで売っているお水や軽食は、上に行くほど値段が高くなるので、自分でちょっとしたものを持参するとよいでしょう。
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