バリ人の男性もジャワ人の男性も、ふつうにお料理ができて、しかも美味しいお料理を作る人が多いように思います。
ジャワの方であれば、それを生業にしている人も多いので納得ですが、インドネシアではどうも男子厨房に入るべからず、という言葉はないように感じます。
もちろん、お料理が苦手な男性や、毎日のお料理は奥さんが準備するという家庭もありますが、冠婚葬祭のためのお料理は、男性が中心になって行うという地域も多く存在します。
特に、豚や牛、馬や水牛をしめたり、お肉に解体していくのは男性たちのお仕事です。その間、女性たちはと言うと、香辛料などの調味料の準備をしたり、ご飯を炊いたりする側に回ります。
親族や村人総出でお料理をするため、秩序なんてあってないようなもの、と考えてしまいますが、それは昔からの習慣をしっかり受け継いできただけあり、揉めることもなく分担作業を行います。
かなりの量のお料理を作るのは本当に手間も時間も掛かることですが、このように人と人との絆が強くなっていくものなのかな、と思わずにはおれません。
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