ヨーロッパに旅行したとき、ふと上を見上げると、向かい同士の家の2階や3階が空中回廊で繋がっている建物があることに気がついた方も多いのではないでしょうか。
ロンドンの建物もこうした空中回廊が多く、中世では、回廊や窓から汚物を道に捨てていたため、ひどい汚臭がしてねずみが徘徊していたそうです。
1666年のロンドン大火災後は、木造の建物は禁止されたため、ロンドンでは昔ながらの木造の回廊を見ることができなくなりましたが、ヨークなど一部の都市では未だに使用されています。
面白いことに、今でも新しい建物にこの空中回廊が取り入れられており、現代風の空中回廊は街中でたくさん見つけられます。
デザイン性の高いものも多く、ガイドブックに掲載されるものも少なくありません。
上の写真は、ロイヤルオペラハウスの劇場と向かいのレッスン場をつなぐ空中回廊です。
ロンドンの街は、ふと顔を上げてみると、このような発見がたくさんあるので、ぜひ様々な角度から楽しんでみてください。
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