さて、このカードは何でしょう。

答えは日本在住の日本人ならまず知らないですし、アメリカ在住の日本人でも知っている人は限られています。義務教育中の子供がいるかたでも知っている人とそうでない人が州によって分かれるはず。

じつは、このカードはギフトカードのようなものなのです。

P-EBTカードと呼ばれるこのカードは、パンデミックによる学校閉鎖のためいつも学校で出される給食を子供たちに提供することはできませんでした。

つまり、事前に払っている給食費が浮いたわけです(日本のように給食費を払う必要はなく、一応『フリー』ですが、住民の税金で自動的に払われているような状態です)。

そこで、浮いた『給食費』がギフトカードのような形で各生徒に『返金』されました。一応学区からカードは届いているのですが、発行元は州のようなもっと大きな機関です。

さて、このP-EBTカードがどこで使えるのかと言うと、スーパーやレストランです。そもそも給食費だった『お金』なので、食品・食事に充てることができるようになっています。ただし、全ての場所ではなく限られた場所のみ利用ができ、食品もアルコールはP-EBTカードで購入できません。


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