ハロウィンと言うと、日本では大人がコスプレする日になってしまっていますが、欧米諸国では子供が可愛らしい仮装をして近所を回り「トリックオアトリート」をする日という認識です。
しかし、ここアイルランドでは少し様子が違います…。

そもそも、ハロウィン文化の発祥地がどこかご存知でしょうか。なんと、アイルランドなのです。今ではカボチャで有名なジャックオランタンですが、最初はカブを彫って作られた、よりグロテスクなものでした。
そして、今でもアイルランドでのハロウィンは他の国々と比べて少し…いやかなりグロテスク…そして大人が本気の仮装を楽しむ文化でもあります。

まず、スーパーなどで売られているお菓子はゾンビや臓器などがモチーフのものが多くあります。眼球のラッピングがされた丸いチョコレートや、口と歯がモチーフのグミ、人間の指の形をしたキャンディなどなど…。





そして、家の装飾用や仮装用の小道具類も沢山売られています。
用途不明な肝臓と脳のセット(家に飾るのでしょうか…?)や、蜘蛛の巣のネット、窓に貼り付ける血痕、クモのライト、リアルな蝙蝠やクモのラバーでできたおもちゃなど…。





この時期になると、家の前に本格的な装飾を施す家もあります。
玄関前に骸骨やゴーストをぶら下げたり、近づくと怖い音楽が流れるセンサーを設置したりしていて、なかなかの本気度に大人でもビックリしてしまうほどです。

そしてハロウィン当日には、仕事場や学校でも当たり前のように仮装が行われ、スーパーではゾンビが品出しをしたり、フランケンシュタインがレジを打っていたりしました。
ハロウィンの時期限定で出店している大人用の仮装グッズ専門店もあり、衣装などは気軽に手に入れる事ができます。

他の国とはちょっと違う楽しみ方をしているアイルランドの特徴的なハロウィンですが、むしろコレがハロウィンの原点なのかもしれません。





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