スボティツァ(Subotica)はセルビアの北部に位置し、ハンガリーとの国境に近い街です。人口約10万人ほどの小さな街ですが、訪れた人は皆、美しい建造物に魅了されて帰ってきます。ハンガリーの建築様式の影響が強く、街並みは同じセルビア国内でも首都のベオグラードとは全く異なります。色鮮やかな外壁や、細部までレリーフの装飾が施された窓や柱に目を奪われます。
なかでも注目すべきなのは、街の中心にある美しい市庁舎。屋根瓦の模様は刺繍のようで、まるでおとぎ話に出てくる建物のようです。他にも、シナゴーグ(ユダヤ教の教会)など特徴的な建物があります。スボティツァにあるシナゴーグはヨーロッパで二番目に大きなシナゴーグと言われます。
さらに街の中心部から東に約8km進むと、パリチ(Palić)湖もあります。湖の周りは公園になっており散策を楽しむことができる上、レストランや動物園もあり、様々な楽しみ方ができる人気のレジャースポットです。建造物も自然も両方楽しめるのが、スボティツァ観光の良いところと言えるでしょう。
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