ニャック・ポアンは、アンコール遺跡の一つで、”絡み合う蛇”と言う意味です。12 世紀の後半に、ジャヤヴァルマン七世が建立した仏教寺院です。
2匹のナーガ(蛇)が基壇を取り巻き、祠堂が池の中央にあります。中央の池は、病を癒す不思議な水をたたえる伝説の湖「アナヴァタープタ」を模したといわれており、四方にある祠のような場所に水が流れ出す仕掛けになっています。
中央池の中心には祠堂と神馬像があり、四方の各小池には人・馬・獅子・象の顔彫像があり、それぞれの口から聖水が流れ出す仕組みになっていました。
祠堂の左側にある像は神馬ヴァラーハです。
2011年の洪水時に遺跡への橋が壊れ、現在は手前までしか行けません。この文章やガイドブックに掲載されているような、池の樋口にある人間・獅子・象・馬の像は見られませんのでご注意ください。
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