プノン・バケン寺院は、アンコール遺跡の一つです。60mほどの自然の丘を利用したつくりで、ロリュオスにあるバケン寺院(プノン・バケンより約20年早く造られている)を模したとも言われています。建立されたのは10世紀の初めです。
60メートルの高さの山頂からはアンコールワットや西バライが望め、特に夕日の時間には人気が高いです。
中央の祠堂に彫られたデヴァターはすばらしいです。また、山頂からの景色は絶景で、アンコール・ワットが見下ろせる唯一の場所でもあるとともに360°の展望がきき、市街地をはじめ東にアンコール・ワット、西に西バライ、トンレサップ湖、遠方にアンコール三聖山(ひとつはプノン・バケン)のプノン・ボック(標高247m)、プノン・クロム(標高137m)までが遠望できます。夕日のビューポイントになっており、夕方から多くの人で賑わいます。
山への入場は時期(夕日の落ちる時間)にもよりますが通常は17時頃となっており、特に山頂にある遺跡への階段は17:30頃となり、その時間を過ぎると入場できなくなるので注意が必要です。
また、山頂部への入場は遺跡保護のため、300人までという規制があり、それを越すと誰かが下りない限りは入場できないので、できれば早めに到着しておいたほうが良いでしょう。
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