イスラム教徒が多いマレーシアにとって、今年の6月6日から7月5日まではラマダンの期間です。ラマダン期間は、日の出から日没まで何も飲まず食わずの状態、つまり、断食を行います。日中は、水でさえも飲むことは許されません。その分、日没から日の出までの時間に、食べ物や飲み物を口にすることができます。

日没後の食事時には、家族みんなでそろってご飯を食べるため、イスラム教徒の方々は早めの帰宅するため、夕方5時くらいにはすでに道路は渋滞状態になってしまいます。

また会社によってはその大渋滞を避けるために早めの出社と帰宅と許可している会社もあるようですね。

しかし異教徒であればその断食を行う必要がないため、昼ご飯を食べる異教徒の社員と断食で昼ご飯を我慢しているイスラム教徒の社員が同じ会社内で働いているという環境がマレーシアの会社でみられます。

かといって、お互いの状況はわかっているため、喧嘩になることもありません。多民族国家でうまくお互いの状況を尊重しあっているのがよくわかるマレーシアのラマダン事情でした。


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