ロンドンの中心にあり、世界で最も有名な美術館の1つであるナショナルギャラリーを紹介します。世界の名だたる絵画が展示されています。日本でも時々「ナショナルギャラリー展」などが開催されますね。
館内は年代別に分けられているので、古い順に順番に紹介したいと思います。
セインズベリー棟:1200~1500年
ダ・ヴィンチ、ベルリーニ、ラファエロなど
このエリアには年代が古い絵画が多い事もあり、宗教画が多く置かれています。
ピエロ・デラ・フランチェスカ「キリストの洗礼」
このコーナーの見どころはレオナルド・ダ・ヴィンチの部屋です。
「岩窟の聖母」
宗教画的要素を満たしつつも、芸術的でもあるこの作品は流石ダヴィンチと言えます。
西側:1500~1600年
ティツィアーノ、ホルバイン、ブロンツィーノなど
北側:1600~1700年
フェルメール、レンブラント、ルーベンスなど
フェルメール「ヴァージナルの前に立つ女」
フェルメールの技巧が光る絵画です。やわらかい光や女性の表情の表現力が特徴的で目をみはります。
東側:1700~1930年
ターナー、モネ、ゴッホなど
比較的新しい年代の絵画が展示されているこのエリアには、印象派の絵画が多く展示されています。
ゴッホ「ひまわり」
1番人気で、いつもたくさんの人に囲まれています。ゴッホの作品と他の画家の作品を比較して驚くのが、筆のタッチの強さです。
特にひまわりの花びらの表現が印象的で、絵の具をふんだんに使い3Dのようになっています。ひまわりのまぶしい黄色を合わさって生命力を感じる作品です。
モネ「テムズ川と国会議事堂」
淡い色使いと精巧な筆使いで描かれる霧に包まれたロンドンの様子は、モネならではの表現方法です。
ダヴィンチの「岩窟の聖母」やゴッホの「ひまわり」など有名な絵画の周辺は常に人だかりができていますが、全体的には大きな混雑もなく周る事ができます。ギャラリーにはソファやベンチもあり、ゆっくり座りながら鑑賞したり絵画を模写したりしている人もいます。
ナショナルギャラリーはロンドンの中心地にあるので、周辺にはピカデリーサーカスやウェストミンスター、バッキンガム宮殿など観光地が沢山あります。展示作品のラインナップも世界的に有名な作品が多く、普段は美術館などに興味が無い方でも、観光のついでにぜひ訪れて欲しい美術館です。
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