ロンドンよりも南、ウェストサセックス州のアランデルにあるアランデル城を紹介します。
中世の11世紀に建てられた城で、18世紀から19世紀にかけての修復を経て今の姿になっています。堂々とした姿はまるで物語に出てくるお城のようで、至る所に中世の面影が残っています。





城だけでなく、美しく手入れがされている広大な庭園が大変人気です。
バラ園や、まるで不思議の国のアリスの世界のようなイングリッシュガーデン、そして城のキッチンやレストランで使われている野菜やハーブを育てている菜園、かつて食用の魚を放流していた池など、庭園だけでもじっくり見て回れば半日程かかりそうな広さです。





城の内部は芸術品や骨とう品、一族の肖像画や甲冑や剣など様々なコレクションが展示されています。各部屋にボランティアの方がいて、詳しい説明を聞くことができます。

そして、なんと2021年5月にこの城で大事件が起きています。5月21日の深夜に、城内に展示されているスコットランド女王メアリーが処刑された際に握っていたと言われる金のビーズの首飾り(1億5千万円相当)が何者かによって盗まれ、未だに犯人は分かっていません。
現地では現代の怪盗ルパンではないか、と大いに話題になっています。一体どこへ消えてしまったのか…。




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