オアハカ州にあるラ エスコビージャビーチ(Playa La Escobilla)ではウミガメの赤ちゃんを海に返すお手伝いをすることができます。
このビーチは、年間を通じて、産卵を行いに来るカメの数が多いため、「亀の聖域」と呼ばれています。
その数の量からメキシコで最も重要なウミガメの巣の中心地であり、世界で最も重要なビーチの一つだそうです。
メスのウミガメだけが卵を産むために海岸に戻り、60〜170個の卵を1度に産むことができ、その卵は6〜13週間砂の中で守らなければなりません。
ウミガメが産卵を行ってから赤ちゃんが海に戻るまでには、沢山の試練があり以前は実際に戻ることができるのは0.1パーセントだったと言われています。
その理由としては、自然の要因に加えて海に訪れる犬や鳥によって砂浜から掘り起こされてしまったり、亀の卵の商業が頻繁に行われていたことがあります。
そしてウミガメは絶滅の危機を迎えてしまいました。
このため地元のボランティア活動としてウミガメを守る組合を結成し、毎日24時間ビーチを交代で見張るようになったそうです。
彼らの努力の結果、現在は10パーセントものウミガメの卵が無事に海に戻るようになっているそうです。
ウミガメ保護の活動は政府で管理されておりボランティアを行うグループは発見した卵の数と種類、また海に返した赤ちゃんの数を政府に報告しているそうです。
現在はCovid-19の感染を防ぐため、すべての訪問は、訓練され承認されたガイドを通してでなければ見る事ができないようになっています。
日中でも見ることは可能ですが、甲羅の下にはカメを守る栄養の膜があるそうで、その膜は熱に弱いため日が沈んだ夕方をお勧めします。
熱により弱ってしまったカメは海にたどり着く前に死んでしまう可能性があるからです。
毎年、6月から9月産卵のピークとなるそうなので、ぜひ自然の壮大さを感じるためにも行ってみてはどうでしょうか!
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