2016年2月12日にメトロの新路線L9が開通しました。これによりバルセロナのエル・プラット空港のターミナル1、2とバルセロナがメトロで繋がりました。
このL9は空港のあるバルセロナ西部から北部を通り、バルセロナの北部に繋がっています。その為、多くの観光客が宿泊するホテルのあるバルセロナの中心部に行くには、トラッサ(Torrassa)でL-1か、終点のソナ・ウニベルシタリア(Zona Universitaria)でL-3に乗り換える必要があります。
(L-1、3ともカタルーニャ(Catalunya)を通ります。)
今までは空港からバルセロナの街中まで行くのは、空港バス(Aerobusアエロブス)か、鉄道(Renfe レンフェ)、タクシーのいずれかでした。
一番料金の安い鉄道(Renfe)はターミナル1と接続していないため利用の際は無料のシャトルバスでターミナル2に移動する必要がありましたが、多くの国際線が到着するターミナル1から直接公共交通機関を利用する事ができる様になったのは朗報です。
ただし、このL-9で空港-バルセロナ間を移動する場合、T-10(10回回数券)は使えず、片道4.50ユーロと少々割高になります。チケットは、自動券売機のタッチパネルに飛行機のマークのついた切符が表示されますので、簡単に購入できます。
ちなみに、従来の方法で鉄道とメトロを乗り継いでバルセロナの中心部まで行く場合はT-10の乗り継ぎ割引が適応されますので、T-10を利用した場合は約1ユーロ(約116円)しかかかりません。
この新しい路線には運転手不在の自動運転の車両が使われています。その為、先頭車両に乗ると今まで見る事のできなかった地下鉄の風景を見る事ができます。
運賃は少し割高かもしれませんが、便利で新しい路線を体験してみてはいかがでしょうか。
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