旅行会社のツアーの目玉にもなっているドイツのライン川下りや古城めぐりですが、簡単にライン川の景色を楽しめる場所があります。それは電車の車窓です!

フランクフルトからケルン、デュッセルドルフ方面へ向かう電車は2通りありますが(コブレンツ経由かリンブルク経由)、コブレンツ経由の路線を選ぶと、ライン川の素敵な景色が見られます。






ドイツ鉄道の路線はライン川の西側に、川に沿って走っているので、途中に位置する様々な古城や川沿いの街などが見えます。

私のお気に入りスポットは、モーゼル川とライン川の合流点に位置するコブレンツの城塞、エーレンブライトシュタイン城塞です。ちょうど電車がモーゼル川を渡るときに見えるのですが、2つの川を見下ろす城塞の荘厳とした雰囲気が電車からも望めます。

もう一つ、ザンクト・ゴアールスハウゼンの近くに位置するローレライも、電車から見えます! ローレライとはライン川を下る船員を惑わす美しい歌声の主である少女の伝説ですが(または水の精という言い伝えもあります)、実際はライン川の川幅が狭くなっているところに位置する大きな岩山です。

ただの岩山なので、ボーっとしていると見過ごしてしまいそうですが、よく見ると山のふもとにLoreleyの看板があり、山のてっぺんにはドイツとEUの旗が立っています(ドイツ国旗の代わりにこの地方ライン・ラーン郡の旗が掲揚されることもあるそうです)。本当にただの岩山なのですが、ローレライの辺りを通るたびになんだか不思議な気分になります。






このほかにもライン川沿いのワイン用ブドウ畑や、春には菜の花畑も見えます。
とても景色がいいので、フランクフルトからケルン方面への日帰り旅行ではぜひ車窓からの眺めも楽しんでくださいね。

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