こちらの写真に写っているのは、ハイランドブルとかハイランドカウと呼ばれる牛です。
日本人にとって馴染みがある牛とはまったく違い、まず毛が茶色くて長いことが特徴的です。
目はもはやどこにあるのかわからないほど。そして立派な角を持っています。

ハイランドというのは地名で、スコットランドの北の地方を指します。
イギリスの中でも寒い地域で、都市部から田舎の景色に変わります。
ハイランドブルも寒さをしのぐために毛が長くなったという説があります。

柵はありますが、広いところで放牧されているので、近づいてきてくれればそばで見られます。
直毛ではなくすこしウェーブがかかった茶髪はかわいらしく、お土産屋さんにもハイランドブルのぬいぐるみが売っていたりします。
目が見えないのにどこか可愛らしいのはハイランドブルが持つ魅力なのでしょう。

このように、同じイギリスでも北と南では見かける動物も違ってきます。
日本の3分の2くらいの面積しかないイギリスでもそれほどの違いがあるのです。


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