「独立記念日セール」「旧正月セール」「断食明けセール」などなど、マレーシアでは年中何かしらのイベントにかこつけて割引セールを行っています。
これはショッピングモールやお店に限った話だけではなく、なんと警察の交通違反罰則金も割引プロモーションが年に数回あります。
しかも割引率70%以上となり文字通りの「大出血サービス」です。
交通違反金を払わない人たちが多いため、払わせる苦肉の策として警察本部が打ち出したようです。
名目は「ブラックリストに載ってしまう前に、きちんと違反金を払わせるようにするための働きかけ」となっているようですが、それにしても交通違反の罰則金がディスカウントされるなんて聞いたことがありません。
各州の警察本部によってこのプロモーションの開催される日が違いますが2020年・2021年はコロナ禍でも行われ、1日数千人という人が警察に殺到し国民から批判を浴びました。
それでもこの割引サービスを続ける警察には本当驚きです。
「大勢が違反金を払わない」→「払ってもらうために大幅割引」→「大勢が割引開催まで待つ」→「そしてまた大幅割引」のループが切れない限り、この先もずっと続いていくのでしょう。
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