マレーシアの代表的な朝ごはんメニューに「Nasi Lemak(ナシレマ)」があります。2016年の米誌タイムが選んだ「世界のヘルシー朝食ベスト10」にも選ばれたことがあります。
マレー語で「Nasi」とは「ご飯」、「Lemak」はココナッツミルクです。
朝、露店やスーパー、ガソリンスタンドなどでバナナの葉にくるまれた三角型のナシレマが売られているのをよく見かけます。1つ1~3RM(約27~80円)ほどです。
日本人にとっての「おにぎり」と同じような感覚で、マレーシアの人達は、通勤途中に買って職場で食べたりしています。
結構ボリュームがあるので日本人からすると「おにぎり」と言うよりは、「お弁当と言った方がいいかもしれません。
ココナッツミルクで炊いたインディカ米のご飯、ピーナッツ、乾燥した小魚(イカン・ビリス)、きゅうりのスライス、ゆで卵半分と、味の決め手となるサンバルが入っています。
サンバルは、唐辛子ペーストにすりおろしたにんにくやたまねぎを加えた特製ソースで、辛い中にも甘さやうま味がぎっしり詰まっています。
食べる時に、ご飯とサンバルを少しずつ混ぜて辛さを調整します。
お店で食べる場合、お好みで揚げた鶏や魚、目玉焼きを追加でのせることもできます。
くせになる美味しさですが、カロリーが高いので毎日連続して食べるのは控えた方が良さそうです。
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