ハンガリーの首都ブタペストの地下は、洞窟が網の目のように走っており、いまだに発掘されていない洞窟もたくさんあるようです。王宮の地下も例外なく洞窟が走っており、その一部が牢獄や隠れ家として使用されていました。
王宮の丘にある王宮地下迷路は、洞窟が整備され、一般公開されています。
雰囲気を盛り上げるためか、オペラの場面が等身大の人形で再現され、明るいオペラの音楽が洞窟内に響き渡っていますが、逆に恐怖心をかきたてます。
洞窟中央には、完全に光が遮断された、真っ暗闇を進む「暗闇チャレンジコース(勝手に命名しました)」が用意されています。
ガイド用の手すりがあるものの、内部は幾つかの小部屋に分かれ、方向感覚がなくなり何度も迷いそうになりました。全長が長いので、途中で引き返すこともままならず、助けを呼んでも聞こえ無いため、一人で行くのはオススメしません。
このチャレンジコース以外の道も、スモークが炊いてあったり、生首の人形が飾られていたりと、お化け屋敷のような内装になっているので、夏の暑さを吹き飛ばすにはよいかもしれません。
その他にも、ブタペスト中心部からトラムとバスを乗り継いで30分ほどの郊外にある鍾乳洞も、規模が大きくオススメです。
パール峡谷鍾乳洞とセムルー鍾乳洞があり、いずれもガイドツアーで内部見学が可能です。英語ツアーを期待したのですが、ハンガリー語しかなかったために残念ながらツアー中の解説は理解できませんでしたが、内部は広く、蜂蜜色の神秘的な鍾乳洞でした。
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