北イタリアは、イタリア人のバカンス先として人気があります。
海を愛する人が非常に多い一方で、トレッキングやサイクリングなど、山での休暇を楽しむ人も少なくありません。

フランスやスイスと国境を接するヴァッレ・ダオスタ州は、山々に囲まれた地勢が特徴です。
そのため、子供でも歩けるようなトレッキングコースを進んでいくだけでさまざまな動物と遭遇できるのです。




鹿の仲間が多いほか、猪、リス、アルプスマーモットなどなど、望遠鏡を持参すればさまざまな動物を鑑賞することができるのです。
もちろん、大自然の中で憩う馬や牛たちの姿も、とても絵になります。




イタリアは動物園の数が少ないのですが、動物はあくまで自然の中で生きるべきと考える人が多いのもその要因といわれています。
雄大な自然の中で草を食む牛たちの鈴の音を聞いていると、悠久のときの流れを感じます。
動物と人間の自然の共生は可能であることを、ヴァッレ・ダオスタのライフスタイルから実感できるのです。

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