マインツは最近では日本人サッカー選手の活躍で日本でも少し知名度が上がってきている町ですね。
フランクフルトからICEでなんと20分、近郊電車を使っても30分で行けるマインツの私のおすすめは何といっても聖シュテファン教会です!
長い歴史のあるマインツには大聖堂をはじめ、グーテンベルク博物館やローマ・ゲルマン博物館など、中世の歴史が好きな人にはおすすめの街ですが、やはりシャガールが晩年に製作した渾身のステンドグラスが見られる聖シュテファン教会は、絵画好きの人にもぴったりです。
聖シュテファン教会の歴史もかなり古く、1000年以上前に建てられた教会です。現在の建物は中世後期(13世紀ごろ)のものだそうですが、シャガールのステンドグラスが製作されたのは1978年、なんとシャガールが90歳の時だそうです。98歳まで長生きしたシャガールですから、彼が生前どれほど美術製作に意欲的だったかがよくわかりますね。
ステンドグラスは美しいブルーを基調としていて、建物とステンドグラスに700年もの差があるとは感じさせないほど荘厳な雰囲気を醸し出しています。それでもグラスに描かれているのは、シャガールの他の作品にも見られるような温かみのある人物画で、眺めているとなんだかほっとするようなデザインです。
聖シュテファン教会自体は中世の趣が残る素敵な建物で、ステンドグラスを見学した後は回廊をめぐって中世の雰囲気を楽しめます。中庭も素敵ですよ。
フランクフルトから近いマインツですが、メッセ(見本市会場)のあるフランクフルトは見本市やイベントがあるとホテルの値段が上がってしまうので、マインツまで足を延ばしてホテルに泊まる人も増えているのだそう。見どころも多いので、ゆっくり滞在してマインツを堪能するのもいいかもしれませんね。
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