『あの日』を忘れない　911メモリアル【アメリカ】

2001年9月11日早朝、アメリカを未曽有の悲劇が襲いました。
その悲劇の場所であり、毎年、追悼式典が行われるのが、崩壊したワールドトレードセンター跡地にある911メモリアルです。

メモリアルパークの一角、かつてツインタワーがあったその場所には、それぞれ、ノースプール、サウスプールと呼ばれる水のモニュメントがあります。
静かに流れ落ちる滝のモニュメントを四角く囲む縁石には、同時多発テロで犠牲となった人々の名前が刻まれており、常に、花が絶えることがありません。




2014年にオープンした広大なミュージアムには、上から下に降りていくように展示物を見ていきます。
途中、折れ曲がった鉄柱や、家族を探す人々が張り付けたメモの山、被害を受けた消防車の残骸などといったたくさんのオブジェや展示物を見ながら、地下の大きなホールへたどり着くのです。
ここには、『Last Colum』と呼ばれる大きな柱の残骸が中央に展示されています。




これは、崩壊したグラウンド・ゼロに、最後まで残っていた柱です。
息をのむような展示品の数々に圧倒されてしまいますが、NYに来られた際には、ぜひ、時間を作って足を運んでみてください。