映画はフランス人によって生み出されたことをみなさんはご存知ですか?1895年にフランスのリュミエール兄弟が、写真を動画のようにスクリーンに映し出したのが始まりとされています。これ以前にも映像を映し出すものは発明されていますが、リュミエール兄弟の作り出した仕組みが現在の映画の起源とする説が有力です。

映画を生み出した国という自負もあり、フランス人は映画が好きな人が多いです。最新の音響設備や快適なシートを備えた大手の映画館もたくさんありますが、パリにはミニシアターが多く残っており、そんなところにフランス人の映画好きを感じます。



ミニシアターのおもしろいところは、上映作品の豊かさです。最新作品だけでなく、その映画館で設定したテーマに沿った作品を上映しているところも多く、何年も前の作品やマイナー作品が上映されていることが多いんです。



昔からあるミニシアターはスクリーンが一つだけ、という小さなところもあり、売店などもない場合が多いですが、レトロな装飾や風情が漂う小さなチケット売り場に味わいがあります。なかには映画館とは思えないような手の込んだ装飾の映画館もあり、たまたま入った映画館が美しい装飾だとうれしくなります。最新設備で迫力ある音と映像を楽しむのも映画の醍醐味ですが、通りがかったミニシアターでポスターを見て気になった作品を鑑賞するのもいいですよ。

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