フランスの建物で「PMR」という文字を見つけたら、それはバリアフリーの設備があるということです。
フランスでは2005年にハンデがある人も生活や社会活動のいろいろな機会が平等に与えられるべき、という趣旨の法律が定められました。
その後、新しく作るカフェやレストラン等での出入口やお手洗いの設計基準も設けられています。
ところでパリのメトロで迷路のような通路を、大きなスーツケースを持って上り下りしたことが思い出に残っている方もいるでしょう。
そんな旅行シーズンの風物詩的風景も少しずつ変わってくるかもしれません。
そしてフランス国鉄でもあちこちで工事が行われている中、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方の旅の窓口ディジョン駅も2022年春に大工事がかなり落ち着いてきました。
地下通路の幅が広く明るくなり、各ホームに上がる2つのアクセスのうち、1つは従来通り階段、そしてもう1つが直線の緩やかな坂に変身、その横にはエレベーターが設置されました。
ただし乗車を急いでいて、しかも階段でも問題なしという方は距離が短い階段を利用する方が無難でしょう。
ローカル線は短い連結で時に階段側に停車していることがあるのです。
その為長い緩やかな坂を上がってようやくホームに着きすぐに乗車、と思ったら電車まで更に十メートル程ある、という事態が起こるからです。
移動は余裕を持って、がやはり大原則。
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