ワインの熟成に使う木樽。
ブルゴーニュでは地元産のオーク樽が良く使われています。
木樽を熟成樽として使うにはやはり寿命が伴ってきます。
そんな最初の役割を終えた樽がカフェやドメーヌ(ぶどう栽培ワイン生産者)、ワインショップなどでほぼそのままの状態でインテリア兼ミニテーブルとして使われているのは馴染みの風景です。
本格的なものになると、アーチストがおしゃれな棚やインテリア用のオブジェに変身させた一点物も。
そんな、ワイン関連の素材を再利用するアイディアを募集する企画が実施されることもあるのですが、高校生がヨーロッパらしいアイディアで製作したのがチェスの駒です。
大人のみならず、高校生や大学生が休み時間にチェスをする風景も見られるので、チェスのルールを知っているフランス人はかなり多いでしょう。
使用済みコルクの数には事欠かない環境ですから、手作りチェスのエコキットが販売される日がもしかしたらくるかもしれません。
因みに伝統的に使われているコルクの木の皮から作ったワインのコルク栓、天然素材であるが故に時に不良品があったり、「ブショネ」と呼ばれる嫌な匂いを発する原因になったりもします。
スクリューキャップやプラスチック栓等もありますが、「それでもやっぱりコルクがいいんだよね」としみじみ語る長期熟成のブルゴーニュワイン生産者。
細かい説明はなくともワインが眠る地下のカーブで語られれば説得力抜群です。
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