フランスは夏も湿度が低くて過ごしやすそう、というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、なかなかどうして地方により厳しい期間もしっかりあります。
ブルゴーニュ地方は初夏から夏にかけては山のそれように変わりやすい天候や、短い期間とはいえ猛暑に見舞われます。2022年6月18日、ボーヌ市(Beaune)では朝の気温21.5度から最高気温が38.2度を記録しました。
因みに夏時間で日の長いこの時期、最高気温には大体16時から17時あたりに到達します。
こんな気温では、暖房は装備していてもクーラーのない建物がまだ多い中、職場でかなりラフな格好で働くのはやむを得ないと言えるでしょう。
天気の早変わりでは昼間、5分前までカンカンの太陽だったのが、突然黒い雲がやってきて大嵐に、そして15分もすると何事もなかったように太陽が戻ってくるといったことも夏季にはよくあります。
すると太陽がサンサンと照る中、15分足らずの豪雨の際に雨宿りできなかったと一見して分かる人が全身から雫をたらしながら、ピタピタと黒い足跡を残しつつ歩いていく姿を見ることになるのです。
ボーヌ市では38度を記録した数日後の午後、20分程でしょうか、カンカン照りの昼の後暴風雨が到来、数分間は雹が屋根を叩き、雨粒とは違う大きな音をたてました。
そんな変わりやすい天気の恵みの1つは、年に何度も虹が見られるという点です。
ダブルレインボウも、定期的に空を見上げる機会がある人なら年に何度か拝むことができます。
いろいろ大変なことがあっても虹は「今日はちょっと良いことがあったな」と思わせてくれる力を持っています。
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