健康と環境に優しいビオ製品はかなり広く定着、フランスでは郊外にも町中にもビオ食品の専門店が何種類もあります。
また複数のスーパーマーケット内でもビオ食品のコーナーがかなり充実したスペースになりました。
そんな中でシリアルなどを量り売りする透明なチューブ状の販売システムがお馴染みになっています。
包装材の量を減らす効果に加え、購買者の消費量に対応することで、余って捨ててしまう量を減らすことも狙っているとのこと。
そんなおしゃれなチューブ状のシリアル販売システムの2つ隣の売り場に、写真の某スーパーでは犬と猫用の餌の量り売りコーナーを設置していました。
このスーパーは庶民のお財布に優しいタイプの店なのですが、おしゃれで可愛らしいエチケットが目を引きます。
ところがこのおしゃれな外観ゆえに、人間用の食品と間違えて購入した人が出たのでしょうか、チューブの上に手書きで「犬猫用のエサ」とこれまた手書きの絵も沿えた張り紙が貼られていました。
ところでこのようなセルフサービスのシステム、不特定多数の人々がやってくるフランスのスーパーという場所で導入するには結構な勇気が必要だったかもしれません。
というのも「フランスでは回転寿司屋や(串の数で清算するタイプの)串揚げ屋は広まりづらい。
なぜならお皿や串を隠す人の割合が高すぎるから」という見解を良く聞くからです。
営業的にも道徳的にもうまくいって欲しいものです。
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